What's New
当会の活動関連ニュース
復興小学校シンポジウム2016『生き続ける復興小学校―その建築と教育を語る』が開催されます!
日時:2016年11月14日 18:30 - 20:50
詳細・お申し込みはイベントページをご覧ください!
最近の復興小学校関連のニュース
JR東京駅前の高層ビル内に小学校 2021年にも入居
東京都中央区八重洲二のJR東京駅前に建設される高層オフィスビルに、区立城東小(児童数約百人)が入居する。区などによると、高層オフィスビルへの公立小学校の入居は全国で初めて。二〇二一年四月に完成予定で、この計画は三日の東京圏国家戦略特別区域会議で認定された。
日本建築学会関東支部、文京区立明化小学校の保存活用に関する要望書を文京区に提出
明化小学校は正確には復興小学校ではなく、改築小学校に分類されます。改築小学校とは復興小学校とほとんど同じ規格なのですが、復興小学校のように焼失して建て直したのではなく、木造校舎の老朽化などを理由に建て替えられたものです。
わたしたち復興小学校研究会は、建築家と建築に興味のある一般市民でできたグループです。
40代以上の東京出身の方ならば「よくある小学校、懐かしい学校」の典型が、復興小学校でしょう。
しかしこの「よくある小学校」が、すでに数えるほどしか残っていません。
残念ながらコンクリート建築は、さほど価値のないものと思われがちです。身近にある復興小学校も、いつなくなってしまうかわかりません。
研究はその対象が無くなってしまってからでは捗りません。ですから私たちは復興小学校を研究し、みなさまにもその価値を知っていただきたいと思っています。まだ残っているうちに。
復興小学校という言葉は聞きなれないかもしれませんが、東京都にお住まいになったことのある方なら見慣れていらっしゃるかもしれません。
復興小学校とは、大正15年に起きた関東大震災からの「復興」で建築された小学校という意味です。
関東大震災のおもな被害は火災によってもたらされました。学校や家屋は木造のものが多く、多くが焼失しました。
当時の東京市は、震災からの復興事業の大きな柱として、全ての小学校をコンクリートで新たに117校もつくりました。これが復興小学校です。
災害に強いだけではなく、衛生的で、新しい学問を学ぶ機会を平等に子どもたちに与える学校です。
その先人の思想やデザインは、現代でも学ぶべきところが多くあると私たちは考え、復興小学校を研究しています。
復興小学校をテーマにした書籍は、それほどありません。
今後、大学で復興小学校をテーマにして論文を書こうかな、という学生さんや、復興小学校についてもう少し知りたいと思ってくださった方のために、いくつか書籍をご紹介いたします。
中には絶版や、入手困難なものもあるかもしれませんが、もしご興味を持ってくださったなら、どうぞ手に入れて、または図書館で探してみてください。
Event
私たちは不定期で勉強会、見学会、シンポジウムなどを開いて、復興小学校や復興小学校と同時期にできた他地域の小学校や建築物についての研究発表や意見交換をしています。
研究者の方を対象にしていて一般の方の参加を制限したものもありますが、多くの方に復興小学校とはどういうものなのかを知っていただくために、今後は一般に開かれたイベントも企画できたらと思っています。
Contact
私たちは、他の仕事をしながら復興小学校を研究しているので、活発に活動できる時期と本業で忙しくて活動できない時期があります。
代表者への取次ぎにも多少お時間をいただくこともあるかもしれません。
しかし、取材やご質問には出来る限りお応えしたいと思っています。
どうぞ下のリンクから、コンタクトフォームにご記入の上、ご送信下さい。
復興小学校シンポジウム2016『生き続ける復興小学校̶その建築と教育を語る』開催決定!
詳しくはイベントページをご覧ください。
当サイト上の文章と写真の著作権は全て復興小学校研究会に帰属します(引用を明記したものを除く)。他サイトや論文等に使用する場合はご一報の上、引用を明記して下さい。